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テキスト形式のメモ雑感。

これまでPDA側でスタイラスを使っての手書きメモをほとんど作成してこなかったわたくしにとっては、X02HTで作成されるメモがテキストファイルというのはありがたかったです。さらにはOffisnail Note、EBtWM6 for X02HTの登場でますますテキスト形式のメモが作成しやすくなりました。

PCやPDAで作成してきたメモはほとんどテキストファイル。Palm OSを使っていたときのメモは、すべてテキストファイルに変換してPCのフォルダに保存してあります。SL-C750やSL-C1000ではEmacsのhowm、org-modeやEBt-liteで大量のメモをつくりましたが、これらはすべてテキストファイル。X01HTではPocket WZ Editor 3.0やEBtWM5などでテキストファイルを作成。X02HTでもメモは基本的にテキストファイルで作成すると思います。

最近では、これまで作成したメモたちをPDA側と完全に同期するのはあきらめ、すべてのテキストファイルを、Let's note CF-W2Bのフォルダに保管し、xyzzyのhowmをつかってgrep検索し、メモをソート、結合、書き出しなどを行うようにしました。Emacsクローンとして有名なMeadowを使っていたこともありますが、起動が遅いので、最近は使わなくなりました(一度起動してしまうと動作はきびきびしています。PC上の作業のほとんどすべてをEmacs上で行おうという方にとって、Meadowsは欠かせないとのこと。わたくしは、秀丸を使うことがほとんどでhowmだけささっと使いたいのでxyzzyを使わせていただいてます。またxyzzyではアウトラインツリーというチェックボックス付きのアウトライン表示機能を利用できるので、howmメモをアウトライン表示しながら編集作業しています)。

作成したメモのうち、PC上での閲覧頻度の高い内容のテキスト(Tips類)は、ローカルで動かしているPukiWikiにまとめるようにしています。それ以外のメモの再利用の際は、ある一定量のメモ数を超えると、すべてをPCの画面上で分類したりブレストするのはつらいので、次のようにデジタルメモをアナログ化しています。

  • メモをhowmによって時系列にソートし結合、1つのテキストファイルを作成
  • 結合時につくられるメモ区切り用の文字列をLaTeXの改ページ命令「\newpage」に置換
  • LaTeXでタイプセットし1メモ1ページのPDFを作成
  • PDFを印刷することで1枚に1つのメモの書かれた情報カードができあがる
  • このカードを机の上でざーっと広げてブレストする(PoICにおけるタスクフォースに相当する作業)。

カードにすることで、ペンを使ってぐりぐりと印をつけたりできます。手を動かすことでPC上での作業時とは異なる視点でモノを考えられるような気がします。

この作業が頻繁に必要になってきたら、スクリプトやエディタのマクロで自動化するのが良さそう。そのために、最近はスマートフォン以外に、SL-C1000を持ち歩くことが増えています。SL-C1000は小さなLinuxパソコンなので、PerlやRubyといった言語が使えます。入門書の例文をピコピコ入力し出力を確認という用途にはSL-C1000がとても便利だと思っています。PC中心に作業するときはもちろん、CF-W2Bを使いますが、入門段階では入門書とにらめっこが続くので、ちっちゃなSL-C1000がわたくしは好きです。

これまでRubyの入門書を広げて、そこに書いてあるスクリプトをSL-C1000でちょこちょこを試してみたことはあるのですが、そのときは明確な目的もなく、したがってRubyは身につかぬまま(悲)。ちょっとしたテキストデータの整形は、公開されている秀丸マクロを利用させてもらうという他力本願なわたくしですが、デジタルメモのアナログカード化という作業の効率化という明確な目標に向けて、自前のスクリプトがかけるようになったらいいなあと思っていたりします。

といいつつ、最新バージョンの秀丸ではgrepして置換という強力なコマンドが追加されている!ますます秀丸頼みになりそう、、、

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