2010年にお世話になった道具たち:アナログ編。
手書きの際には万年筆、キーボードでの入力時にはMacOSXのユニバーサルアクセスとTextExpanderによる入力補助のおかげで、年々筆記量は減っていないのに、腱鞘炎の症状は軽くなっています。
■万年筆
・Pilot 823 WA, 823 FA
アサヒヤ紙文具店で購入して以来、9割方、この2本の万年筆で筆記しています。どちらもたっぷりとインクを吸入でき、快適な高速筆記ができます。本当にお気に入りの2本。2本とも月夜を吸入。
・149 M
WAGNERで森さんに研いて頂いた149Mでは露草を使い続け、その後、紅葉1本、露草3本ほど使い切りました。おかげで、149Mはますます安定して筆記できるようになっています。
・M1000 3B, M805 EF, 823 C
森山さんによる3本の万年筆は今年も快適。ついつい緊張しがちな腕をリラックスさせるために、意識的に森山モデルに持ち替えます。
・723 EF(FA)
WAGNERでらすとるむさんにFAにしていただいたもの。年賀状や一筆箋書きに。PilotのBBカードリッジを使っています。
・セーラー プロフィット梨地 長刀
細美研ぎが登場する前に、長原さんに「激細」に研いでいただいたもの。コンバーターにプラチナ顔料ローズレッドを入れて、校正用に使っています。
■手帳
・POSTALCOの「超」整理手帳
カバー、リフィルともにポスタルコ製。ノック式のFRIXION Ball(0.5mm,青)をカバーに差しています。
■ノート・カバー
・満寿屋MONOKAKI A5
遂に待望の満寿屋のノートが登場。これまで満寿屋の原稿用紙をリング製本機で綴じて使っていたのですが、もう必要なくなりました。11月のはじめから使い始め、すでに3冊目も半ば。仕事のメモ類は、これに集約中です。薄く、裏移りせず、インクの乾きが早いという絶妙のバランスの用紙のおかげで、安心して両面を使えます。引き締まった文字が書け、アサヒヤさんの823WA/FAによる高速筆記との相性が抜群だと感じています。
・WILDSWANS SF-OWL-A5
銀座のC.O.U.で購入。MONOKAKIと823FAを差しています。すばらしい質感。ついスリスリとさすってしまいます。そのためか、すぐにノートと一体化。ペン差し部分は、823にはちょっときついのですが、少しずつ慣らすことで、革が伸びてきて、無事823を差し込めるようになりました。
・MOLESKINE
おもにラージサイズ。MONOKAKI登場後は、主に自宅で利用。寝転んだりして、M1000 3Bで筆記します。
満寿屋の用紙とは全く対照的な、インクがどばどばと裏移りしまくりの用紙のため、基本的に片面のみの使用。この繊細さのかけらもない用紙の書き味がお気に入りなので、森山モデルでぶっとい文字を綴っています。頭の中のもやもやを書き出すには、このおおらかな用紙が好きです。
・POSTALCO Letter Writing Set
ポスタルコの便せん用紙が、すばらしい書き心地だということを知りませんでした。デザインがすてきだし、腕の調子もよくなってきているので、手書きのお手紙を書く機会を増やしたいと思って購入。Letter writing padは、インク吸収はあまり早くないですが、書き心地抜群。手への負担が軽く、お手紙を書くのが楽しくなりました。さっそく、誕生日、クリスマスに手書きのお手紙を送ることができました。
・POSTALCO Notebook Pressed Cotton Fabric Cover
A5,A6,A7を購入。1mm方眼も無地もすばらしい書き心地。方眼紙は、インクをはじきますが、私は気になりませんでした。このすてきな用紙で、ポスタルコのすてきなデザインがうまれているのかと思うと、私もこのノートをもっとつかって、すてきな仕事をしたいです。
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